2017年10月 

『苦しみに立ち向かう知恵』
 どんなに幸せそうな人でも、どんな家庭でも、大なり小なり悩みはあるものです。まして経営者は事業が順調でない時は家庭にも暗い影を落としがちです。問題はこうした悩みや苦しみにどう立ち向かうかです。私は、次の二つの方法をお勧めします。一つは、悩みの性質をはっきりさせることです。「大事に命を懸ける人は少ないが、小さなイザコザで一生を台なしにする者が多い」と、いわれます。人間が生きているのはわずかな時間です。小さな事にこだわり、貴重な時間を無駄にするには人生は短すぎます。二つは、「今日一日は」という決意です。「一生続くなら、死んだほうがましだ」と思うことでも「今日だけなら」耐えることが出来ます。今日だけは、自分の感情を抑え、家族や他人に親切にしよう。今日だけは、笑顔を絶やさぬようにしよう。今日だけは、何かを読み、有益なことを学ぼう。
以上が苦しみや困難に耐え事態を好転させる知恵だと思います。
『赤字続きのJR四国』
 愛媛新聞がJR四国の経営実態を連載しています。JR四国の鉄道運輸収入は236億円に対して、運営費は409億円、2017年3月期決算で100億円を超える本業赤字が出ていることが経営の実態です。国は国鉄の分割に対して、四国、九州、北海道の各社に経営安定基金を設け、四国には2,082億円を交付して、年利7.3%の利回りで運用すれば赤字は克服できるとしていました。だがバブルの崩壊で、この計画はまさに「水の泡」となりました。今年5月に国土交通省が公表した試算では、利用客は2040年度には17%減少するとみています。厳しい経営環境の中でJR四国は合理化も進めてきました。子会社への出向も含めて、社員数は30年間に半減して約2,500人に。無人駅の割合は8割に達しています。駅舎も自治体に譲渡して町が修理し活用する方向です。
伊予大洲駅は、大洲市が多目的施設として整備する方針です。駅前の衰退が地方衰退の象徴となって久しい。駅は県民の足、町の地軸です。先人が四国に鉄道を引き地方の人と物産を運んだように、もう一度復興させなくてはなりません。
『小学校の廃校に思う』 社員 柏木智代
 今年の3月、私が通っていた小学校が廃校になりました。明治8年に創立され、141年間、親子何代にもわたり学んだ小学校の歴史が幕を閉じました。私の出身地は、三重県伊勢志摩の先端です。地場産業は真珠養殖と漁業で、観光産業もありますが、自然が相手で安定した収入も少なく、若い世代は地元以外で就職する傾向が多くなっています。私が小学生の頃は同級生が43人いましたし、町内には五つの小学校がありましたが、それが統合され一つになりました。私の妹の子供が3年と5年生でしたが卒業することが出来ず、今、新しい学校に通っています。閉校記念に記念誌が発行され少しばかりの寄付をしました。記念誌には、明治43年の卒業生から最後の在校生の写真と共に歴代の先生の言葉が掲載されていました。私の祖父母の写真もあり、歴史を感じる記念誌でした。小学校の頃一緒に遊んだ友人は今も私の宝です。仲の良かった友人で地元に残って居るのは1人だけですが、正月に帰ると誰からともなく「帰ったよー」と声が掛かり、会えば一瞬で小学校の頃に戻ったように話し、笑い、最後は「今年1年頑張って来年のお正月にまた会おうね」と元気をもらいます。学校は閉校になりましたが、思い出と友人をいつまでも大切にしたいと思います。

『趣味の温泉巡り』
 社員 越智菜々子
 私は温泉巡りが趣味で、日本各地の有名な温泉地は殆んど訪れました。忘れがたいのが道後温泉です。道後温泉といっても本館だけでなく、気軽に日帰り入浴できるところもあります。その中で私が友人とよく訪れるのは「東道後のそらともり」です。館内はリゾートを思わせる装いで、岩盤浴やエステ、ゆったりとしたソファで食事が楽しめるレストラン、他にも様々な休憩空間があり、のんびりとした時間が楽しめます。「そらともり」のある久米地区一帯の泉質は独特のぬめりがあり、肌に優しく美肌にも効果があるそうです。安政時代の大地震があった際、温泉のお湯が止まりましたが、道後の人々が浄土寺へ「お百度参り」をして拝んだことでお湯が元に戻ったと伝えられています。歴史に触れながら古くから人々に親しまれている場所を訪ね、風情溢れ、そして情緒豊かな景色と雰囲気の中で、これからも日本文化を楽しんでゆきたいと思います。