2018年05月 

『明治150年の日本』
 今年は明治維新から150年になります。
 現在、テレビドラマで「せご(西郷)どん」が放映されています。あのドラマでは、徳川幕府が外国から開国を迫られるとオロオロするばかりで、時代の転換期に臨んで未来を切り開く知恵も決断も無く、最後は薩摩・長州に政権を投げ出しました。現在、世界も日本も時代の大きな転期を迎えています。イギリスのEU離脱、トランプ政権のアメリカ・ファースト、南北朝鮮の話し合いが進み、紆余曲折はあると思いますが、一つの民族として新しい歴史を歩み出そうとしています。
 日本では、森友問題、加計学園、防衛省の記録隠ぺい問題、厚労省のずさんな年金処理など、次々に安倍政権の膿が明るみとなり国会が紛糾しています。公文書の適切な管理と情報公開は民主政治の根幹を支えるものです。森友問題では、記録文書を書き換え国会と国民を騙し続けていました。自衛隊では、無いといっていた日報が次々に出てくるなど、独裁国家ならともかく民主国家ではあり得ない事が次々に出ています。自衛隊は武装集団です。戦前、日本陸軍は政府の方針を無視して、中国や満州に戦線を拡大しました。もし自衛隊にシビリアンコトロールが効かなくなれば、戦前の悲劇を繰り返すことになります。日本の未来のためにも、この際真実を明らかにして欲しいものです。
『故郷は今』
 兎追ひし彼の山 小鮒釣りし彼の川
夢は今も巡りて 忘れ難き故郷
如何に在ます父母 恙が無しや友垣
雨に風につけても 思い出づる故郷
志を果たして いつの日にか帰らん
山は青き故郷 水は清き故郷
 幼い頃、この「故郷」の歌をよく歌っていました。この歌を歌いながら、故郷への思いを胸にきざみ、進学や就職で例え故郷を離れても志を果たしていつの日にか帰ろう。そんな郷愁の思いに駆られたものです。戦後の高度成長期に若者の多くは都会に出て行き、村に若者は居なくなり空き家が増え、墓地は草むしています。故郷の家は心の拠り所でしたが、今は小鳥が巣立った後の巣箱のような寂しさです。もう一度温かい故郷を取り戻したいものです。
『無くならぬ税金の無駄遣い』
 安倍総理夫人が名誉校長をしていた森友学園への土地売却では、森友氏の要望で国有地を8億円も値引きして売却するなど官僚の忖度が問題になっています。官僚達のコスト意識のなさや無責任から「税金の無駄遣い」がなくなりません。会計検査院が官庁や政府の出資を調べた結果、2016年度の決算報告書で、愛媛県内の約2億1,000万円を含む874億4,100万円の無駄が指摘されています。しかも報告書は「氷山の一角」です。高額の機器を購入しながら使用していない物や、業者の見積書を丸呑みにして契約を結ぶなど目を覆いたくなる事例も少なくありません。報告書が指摘した423件の内、137億円は悪質で法令違反に該当すると指摘されています。戦没者の遺骨収集事業では、職員が現地での車の借り上げ料を水増し請求したり、領収書を破棄した使途不明金が879万円もあります。また福島の原発事故で、初動対応に当たった作業員約10万人の被爆データを調査収集する計画でしたが、収集したのは645人分にすぎず頓挫しました。しかし事業は見直されず、システム保守費として1億2,000万円が支出されています。内閣から独立した会計検査院の存在が問われており、森友問題等の全容解明にも責務を果たしてもらいたいです。

『年金データを中国企業に下請け』
 日本の年金制度は崩壊寸前です。年金とマイナンバーの連動は再延期されました。今回の入力ミスで10万8,000人に影響が出て、過少支払いの総額は20億円に達しています。しかも年金機構は、都内の情報処理会社にデータ入力を委託しましたが人手不足で処理できず、禁止されていた中国企業に528万人ものデータを再委託したのです。年金は元々、将来のために積み立てた資金を定年後に受け取る仕組みでしたが、田中内閣の時代に、この制度を「若い人が現在納めている年金資金を、現在のお年寄りの年金に回す」仕組みに変えたのです。従って、高齢化が進み年金事受給者が増えれば制度破綻することは明白です。年金制度は何度か手直しが行われましたが、戦後急増した団塊の世代が、年金を受取る側になってきたため抜本的な改革が迫られています。更に、年金制度だけでなく経済政策や大企業への優遇税制など抜本的な改革が迫られています。