2018年07月 

『中小企業家の大量引退が迫る』
 愛媛県商工会連合会が、会員企業の事業承継などの実態調査を行い、5,448社から回答を得ています。それによると、回答した企業の45%が自分の代で廃業を考えている。その内5年以内に廃業を予定している企業が28%を占めており、近い将来に大量引退が迫っています。また廃業に伴い2,571人の雇用が喪失されると見られています。廃業の業種は様々ですが、小売業では過半数の53%が廃業を決めています。尚、廃業を考えている企業でも、業績は「非常に良い」との回答もあり、廃業予定企業の中にも好業績の会社も含まれています。企業の後継者候補は、身内での承継が7割以上で、従業員や第三者など親族以外の承継を考えている企業が、それぞれ6%程あります。経営実態調査では、「非常に良いが8%」「良いが49%」「普通が34%」「悪いが9%」となっています。事業継続の予定がありながらも、業況は「悪い」「非常に悪い」との回答が3割以上を占めており、経営改善が緊急の課題となっています。経営課題では「売り上げの伸び悩みが最も多く、次いで建設業などでは従業員の確保か課題となっています。以上は商工会参加企業の実態調査ですが、近い将来、大量の企業の廃業が迫っている中で、県民の暮らしを守るために自治体を含めた対策が急がれます。東温市や松山市は「中小企業振興条例」を制定し、条例にもとづいて対策会議なども開かれていますが、何よりも経営者が「何のために事業をするのか」を真剣に問い、継続できる経営基盤を確立することが強く求められています。
『一粒の麦の種に学ぶ』
 「一粒の麦が大地に落ちず死なないなら一粒のまま残る。だが大地に落ちて死ぬのなら多くの新しい実を結ぶ」
これはロシアの小説家、ドストエフスキーの言葉です。インドのガンジー、アメリカのキング牧師、彼らは暗殺されたが、彼らの志は民衆の心に希望の灯火を点し生き続けました。死んで終わりではない。強い信念や愛は、残された世代へと受け継がれていきます。肉体は朽ちても、新しく生まれる芽は有る。そんな生き方を学びたいと思います。
『科学は人間の幸せのために』
 姜尚中さんの「悩む力」という本が90万部以上売れ、続編も出版されています。この本で、「科学は人間を幸せにするか」という問題にも触れています。日本は、西洋を模倣し、「追いつけ追い越せ」で文明化と帝国主義の道を突っ走り、その結果敗戦を喫した。科学と技術は確かに驚異的な復興と経済成長を実現し豊かさをもたらして来たが、科学は決して本来的に善な物ではない。原子力の研究から原爆が作られ、遺伝子の研究を通じてクローン人間が造られたりもする。その結果、生命や倫理、信仰や生死観にまで影響を与える。だから専門分野を超えた多くの人々の検討を経て、反省的な考察の仕組みを作っておく必要がある。科学が産業や事業分野で一人歩きし始めると何時か取り返しのつかない問題が生み出される。今こそ人間にとって「心やさしい」科学とは何かをよく考えてみなければならない。そのためには、科学が金儲けの手段にされている現状、資本主義の科学への信仰を見直してみる必要があると思います。

『旅の思い出作り』 社員 野口久美子
 どんな時に写真を撮るかは人により様々ですが、私の場合、旅の思い出や、家族のイベント、庭に咲いた可愛い花や、美しい風景など、一瞬を切り取り記録として撮ることが多いです。昔はフイルムを現像していましたが、今はスマホがカメラ代わりになり画面上で確認できます。今年の春に、友達3人で旅をしました。尾道の桜を見に行こうと話していたもののお互いの都合が合わず、3年越しに実現した旅でした。ちょうど満開の時期と重なり好天にも恵まれました。しまなみ海道の桜や、千光寺から見下ろす桜も見事でした。福山城をバックに咲き誇る姿や、鞆の浦の樹齢260年の老木にも圧倒されました。楽しい2日間の旅を終え、友達にフォトアルバムをプレゼントすることにしました。レイアウト、背景、コメントなど独自の写真集になります。ひと月後に完成し届けると、大変喜んでくれました。デジタル時代の今だからこそ、無機質なデータでなく、あえて紙に残すのもいいなと思いました。