2018年08月 

『豪雨災害と地球の未来』
 西日本豪雨では220人以上の死者と安否不明者がでました。土砂に押しつぶされた家屋、浸水で傷んだ家屋は膨大で、1万人以上の人々が避難生活を送っています。このところ毎年のように、豪雨で多くの国の都市が被災しています。愛媛新聞の「ふるさと伝言」に、四国中央市出身の作家・高橋久美子さんの一文が載っていました。「東京の町を歩いているとフライパンの上を歩いて居るみたいだ。誰がこんな世界にしたんだと思う。お前さんだ、と太陽は私を指さすだろう。今生きている人たち全部の責任だ。陽炎のゆらめく道を黙って歩きながら、私たちは便利さを追い求めて楽をした分、しっぺ返しを受けているのだ。」私たちが子供の頃も夏は暑かったが、扇風機がない家庭もありました。夕涼みで星空を眺めて体を冷やしてから床に就く。クーラーも冷蔵庫も洗濯機も炊飯器も無かった時代。しかし子供達にとって、夏は楽しい季節でもありました。アメリカの経済学者が、「地球の温度が一度上昇するごとに、大気が地上や海から吸収する水分は7%も増える。気温上昇によって雲の水分が増え、水害は激しくなり、予測不能になってくる。冬は大雪に見舞われることが多くなり、千年に一度と言われた水害が1年に何回も起きるようになる。私たちは、便利さを求めた代わりに地球というかけがえのない星を壊し続けてきたことを真剣に反省しなくてはならない。」と述べています。
 ドイツは福島原発の事故をきっかけに、原発依存の方針をやめ、2050年までに太陽光や風力発電など自然エネルギーを80%に増やし、環境立国を目指す事を決断しています。日本も地球の未来について、真剣に考える義務があると思います。
『原因と結果』の法則
 私たちの人生は、一つの法則に従って作られており、その法則を変えることは誰にも出来ません。それは「原因と結果」の法則です。麦の種をまけば麦の芽が、花の種をまけば花の芽が出るように、人間には心という土壌があります。心という土壌にどんな種を蒔くかで人生は決まります。これは、ジェームス・アレンというイギリスの学者が、今から100年も前に書いた本の一節です。どうしても実現したい目的があれば、自分の欲望のかなりの部分を押さえなくてはなりません。成功できない人は、自分の欲望に負けて、心をコントロール出来ない人です。例えば、肺がんを恐れながらタバコは止めることは出来ない。それでは人生の大きな夢は掴めません。
『会社の目的は何か』
 戦後、日本は世界で一人勝ちの時期が続きました。好条件に恵まれた結果ですが、この過程で、経営は「手っ取り早く」儲ける事がもてはやされてきました。しかし、それは「働く人」にとって「お客様」にとって「地域にとって」決して幸せな経営ではない。20年、30年は、あっという間に過ぎていきます。ですから、地道にこつこつと「人の幸せ」を本気で考え、実践し続けることが、経営の王道だと考えています。
 これは全国のトヨタ販売会社300社の中で、12年間、顧客満足度No.1輝いたネッツトヨタ南国の横田英毅氏の著書「会社の目的は利益じゃない(あさ出版)」の一節です。
・入社希望者とは、30時間面談する
・新人には、目の不自由な方とお遍路研修をさせる
・会社は、決して売り上げを求めない
・営業マンに飛び込み営業はやらせない
・指示・命令は一切しない
・社員のプロジェクトチームが経営の重要事項をきめる
 こんな「常識外れ」の会社が、どうしてダントツの経営実績を上げ続けているのか、皆さんも是非一読してみてください。

『青春時代の読書と私』 社員 山内美和
 高校を卒業し進学した私は、2年間寮生活をしました。門限は夜9時、当然夜の時間が有り余るので、毎晩誰かの部屋に集まっては語り尽くす毎日でした。話題は尽きず、好きな歌手や映画、作家の話。その頃出会った友人に、新たな小説の世界を教えてもらいました。彼女は大のアガサクリスティー好きで、読みふけっていました。彼女に勧められて読んでみると、張り巡らされた伏線、繊細な心理描写、二転三転しながら意外な犯人にたどり着くストリー展開に引かれ、2人で盛り上がっていたことを懐かしく思い出します。また当時、長期の休みの時は書店でアルバイトをしていました。「知らない小説や雑誌がこんなにあるんだ」と、毎日が新鮮でした。発売日に目当ての雑誌や書籍を手に取り買いに来てくれるお客様。「この本を待っているお客様がいるんだ」と思いながら、朝、入荷した雑誌や書籍を紐解きながら並べていました。取り置きのお客様も多数いて、とりわけ印象深いのは、星野富弘さん、相田みつをさんの詩集の問い合わせでした。2人の詩の背景や創作活動を知りました。漠然と不安だった青春時代。当時の私に、現実を生きる力を与えてくれた読書との出会いでした。