2018年11月 

『沖縄県知事選挙の結果』
注目の沖縄県知事選挙は、翁長前知事の政策を継承する玉城デニー氏が当選しました。今回の選挙は、自民党と公明党が公認した保守系候補は、金と業界の締め付けを行う激しい選挙でしたが、沖縄の人々は8万票の大差をつけて再び辺野古基地の建設に反対する意志を突きつけました。今回は期日前投票も多く、両陣営とも激しい選挙戦を展開しました。朝日新聞が出口調査をもとに、開票直後から玉城氏の当選確実を出していました。
今回の選挙では、公明党の選挙母体である創価学会が分裂する異例の展開になりました。玉城候補が当選したときの事務所の中継には、創価学会の旗が見られたといわれています。創価学会の事実上の指導者は池田大作氏です。池田氏は著書の中で「核兵器や基地を沖縄に押しつけるべきではない」と述べ、その主張が学会幹部の締め付けにもかかわらず、今回の結果になったのではないでしょうか。参議院で3分の2を占めていない自民党にとって、公明党が賛成しない以上、憲法改正は難しくなります。今回の内閣改造は「閉店前の在庫一掃セール」だという皮肉もあります。また、新潮四五という雑誌が休刊に追い込まれたことも、時代の変化を示しているように思われます。
『日本の自治権の歩み』
日本は明治維新で「廃藩置県」が行われ、殿様の統治権を取り上げ、政府が任命した知事がそれぞれの地方を統治する中央集権の国家になりました。その後、戦争に敗れた結果、米国の影響を受け、知事は公選制となり、中央集権制から「地方自治」制度になりました。しかし、地方自治の大切さが強調されながら国民の自治意識はまだ育っておらず、知事は公選制でも税収の大半は政府が握り、地方自治を実行するには金がなく中央政府のばらまき政治に頼らざるを得ない結果となっています。「政府の金を貰うためには、誰が良いか」といったことが選挙の選択肢の一つになる、そんな悲しい現実も見られます。民主主義、住民自治を国民が戦いで勝ち取ったヨーロッパの国々では、地方自治は日本と比べ物にならないほど権威を持っています。かつて、ドイツなどでは、農村の議会は夜間に開いていました。道路建設を議会で決めても、住民の意思に反する場合は白紙に戻すなど当たり前になっています。デンマークは消費税が高い国ですが、国会議員は自転車で通院する人もいて、税金の無駄遣いはなく、国民は、税金は取られる物ではなく「自分達の暮らしを守る経費」だと考えています
『老いのケジメ』斎藤茂太
人生は出発があれば終点もある。人は生まれてから終点に向かって、笑いながら、怒りながら、そして成功を喜び、失敗に泣き、ともかく歩いて行くものだ。折り返しを過ぎたら「これだけはやる」ことをしっかり持つ事だ。人は、自分一人で生きると思うよりも、こんな自分でも誰かの為になっていると思うほうが、気持ちが楽になる。生きる以上誰かの為になろうという気持ちを忘れないことだ。個人主義が発達した欧米では、キリスト教による魂の救いを考えた。日本人は欲を膨らませないことで人生に余り未練を残さないように努めてきた。欲が少ないと淡々として生きることができる。人間は、卵の殻を割って生まれた者は一人も居ない。母親がいて、誰かに祝福されて生まれたはずだ。そのことを忘れてはいけない。

『職場に娘も加わって』 社員 秦智恵美
日曜日は小学校1年生の孫の運動会でした。普段はお調子者でお父さんに叱られることの多い孫が、ダンスやかけっこを一生懸命がんばっている姿に、いっぱい元気をもらった一日でした。今春、家族で四国中央市から壬生川に越して来て、4月末から娘が私の勤務する事務所で働かせてもらうことになりました。子育て中の彼女は、小学校と幼稚園の夏休みや行事で出勤できない日も多く不安だらけの私ですが、税理士先生に言っていただいた「みんなも初めは、そうやったろ。」という言葉がとてもありがたかったです。振返ってみると、27年前の私は目の前の仕事のことしか頭になくて、今月提出決算が何件あるのかさえ知らず、上司や職場の皆さんに迷惑をかけていたと思います。子供達の学校行事等に参加させてもらいながら無事に子育てを終えることができたのも、この事務所のおかげだと改めて感謝しています。娘が事務所で一人前になるまでの道のりはまだまだ遠く、皆さんにご迷惑をかけると思いますが、どうかよろしくお願いします。家に帰ると娘達には敵わないダメ母さんの私ですが、せめて職場では、ほんの少しでも手本となれるように精進したいと思います。
最近、事務所として休日が多くなった反面、出勤日数が少なくなったせいか、私自身、心にゆとりがありません。女性スタッフの多くが、連日、締め切りに追われて必死でデスクに向かい業務に集中しています。これが本来の会計事務所の姿かもしれませんが、もう少し肩の力を抜いて広い視野で仕事ができたらと思います。心にゆとりを持って年末調整や確定申告を迎えられるよう皆で考えていきたいです。