2020年03月 

『新しい時代の道を拓く』
元号は時代の器、中身を詰めるのはその時代を生きる私たちです。令和を希望ある時代にする為に解決すべき課題が沢山あります。
一つは「経済の再建」です。平成の初めには、日本は(国内総生産)で世界の16%を占めていました。平成が終わった現在は6%にまで落ちています。逆に日本を除くアジアは4倍になり、世界の経済も富もアジアに集中しています。国際機関は、20年後の日本の比重は3%まで落ち、日本以外のアジアの国々は日本の15倍になると。日本はもはや経済大国ではなく、アジアの小国の一つになったと云っているのです。
二つは「国土の保全」です。北海道や宮古島などの土地や大都市のビルが次々と外国資本に買われています。1995年、中国の李鵬首相が、オーストラリアの首相に「日本という国は、40年後には無くなっているかも知れない」と言い、これを聞いた自民党議員が、国会で取り上げたが、政府は何の対策も講じていません。国土の保全は国として最も重要課題です。
三つは「食糧とエネルギーの自立」です。現在日本は、食糧を輸入に頼り自給率は3割台です。米国は130% 、ドイツやフランス等は100%以上の自給率で、日本は先進国で際立って低いのです。なお食糧輸入に7,2兆円、石油など燃料に19,3兆円を支払っています。世界の人口が90億人に迫り、食糧やエネルギーを巡る争いは激化してきます。環境問題も豪雨や山火事などが世界中で頻繁に起き、南極の氷が全部溶けると、海水が60メートルも上がると云われ、人類の危機が迫っています。ドイツやデンマークなどは、東京電力の『原発事故』を契機に原発と決別し、太陽光や、風力など自然エネルギーに切り替えています。初期の投資はあっても『太陽や風』から請求はなくコスト面でも安く、第三次産業革命へと急速に移行しています。日本は電力会社に気兼ねしてか、過去との決別を恐れ、原発を未だに手放せていません。新しい令和の時代の道を拓くため共に頑張りましょう。
『つれずれに』
海は埋められずとも 美しい島は作れる
釈迦やキリストが愛と慈悲を説いて久しい だが この星に戦いの炎は絶えない
先進国は 貧しい国に武器を売りつけ 互いに戦わせ 疲れさせ その国の富を奪う
戦争と飢えで 多くの子供達が死んでいる その一方で 飽食に浸る人々がいる
会社は株主の物 配当を出せぬ経営者はクビだ そんな理論が 日本にも持ち込まれた
利益を出す経営者が 持て囃された 手段を選ばぬ暴走の果てに世界は二極化した
貧富の格差が進み 古草履のごとく捨てられる者 こんな社会は どこか間違っている
総ての人が 人間らしく生きられる社会を創ろう
世界の七〇億人を 一度に変えることは難しい でも自分を変えることなら出来る
大海を一度に 埋める事は出来ないが 仲間が力を合わせたら小島なら創れる
人間が人間らしく暮らせる美しい島を創ろう その小島をつなぎ合わせて大海に広げよう
中小企業は この国の土台だ 私たちは 故郷の人々の為に役立つことが使命だ
困難でも 共に励まし合い 誠実にそして不屈に挑戦しよう

確定申告も佳境を迎えています。皆様の税金が正しく使われることを心から願い、申告業務を行っています。