2020年05月 

『新型コロナウイルスに負けないで』
新型コロナウイルスは、世界中に被害者を増やし続けています。日本国内でも感染者の増加が止まらず、死亡する人も次第に増えています。遺族はご遺体に触れることも、最後のお別れを告げることも出来ないまま荼毘に付されると嘆かれています。感染学が専門の神戸大学教授岩田先生は、「来年の東京五輪は難しい」と述べており、世界の学者の中には、再来年まで規制が必要になるとの見方をされる人もいます。
大正時代のスペイン風邪では、感染のピークが3回もあり、多くの死者が出たと伝えられています。また今回の新型コロナウイルスは、人々の暮らしを直撃しています。中国では8,000万人が失業しており、アメリカでは既に1,700万人が失業保険の申請をしていると云われ、破産や一時解雇も相次いでいます。日本でも、政府の自粛拡大の要請で、国内経済も相当不景気になっています。飛行機や鉄道は、信じられないほど空席が目立ちガラガラです。バスも乗客が殆ど居らず、運行停止の会社も増えています。多くの商店は客足が減り、松山の三越や高島屋も、食品売り場以外はすべて閉店しています。今回の事態が長引けば多くの商店や中小企業が閉店や倒産に追い込まれるでしょう。また各種イベントや集会の中止、外出規制で国民の生活にも大きな影響が出始めています。安倍政権は1兆8,000億円に上る過去最大の景気対策を打ち出しましたが、その配分を巡って利権が絡み、一旦、国会で議決していたものを変更するなど、国民の手に届くには時間が掛かりそうです。今回の事態をきっかけに、世界が大きく変わると考えられます。資本主義経済国は最大の利益を求め、賃金の低い国に投資や工場を移転して来ました。その結果、今回のように中国がウイルスで生産が止まると、日本を含め先進国の工場が止まるといった現象が起きています。こうした教訓から、日本も変わらざるを得ないでしょう。「今だけ、金だけ、自分だけ」といった、これまでの経済ではなく、国民の暮らしと幸せを守る経済に、国の政策を転換しなければなりません。新型コロナウイルスに負けないで、新しい経済の再建を目指して頑張りましょう。
『部下を犠牲に異例の出世を』
森友学園の事件をめぐり、財務省近畿財務局は赤木俊夫さん〔享年54歳〕に、上司が強制して「偽の文書を書かされた」ことに苦しみ自殺しました。奥さんが、ご主人の無念を晴らしたくて、遺書を公表し、偽の文書を書かせた上司を、国会に呼び「証人喚問」してほしいと要求しましたが、安倍政権は、この要請を拒否しました。そのため夫人は、裁判所に告発しました。森友学園は、安倍総理の夫人、安倍昭恵さんが名誉校長をしていた学校で、森友学園に国有地を払い下げるに当たって8億円の値引きが行われていました。これが問題になり、野党の追及に対して安倍総理は「妻がもし関与していたら、自分は総理大臣も議員を辞任する」と述べました。官僚達は、この総理の発言に忖度して公文書の改ざんを部下に命じたのです。安倍総理が真実を恐れないなら、国会に文書改竄を強要した官僚達を呼び証言させたら良いはずです。これを頑なに拒否することは、安倍政権に深い不信を抱かざるを得ません。改竄を強要した役人は異例の出世をしています。
『繁盛の秘訣』 大久保一彦
繁盛できる人は「三年後の自分」を見ている
繁盛できる人は「商品のインパクト」を考えている
繁盛できない人は「目先の利益」が優先している
仕事とは「貴方の人生」そのものです
仕事では「貴方の人生観」を売っているのです
その「人生観の対価」として売上げが発生している
繁盛店の経営者は「どうしたらお客様が喜び、そして驚くか」を考え続けている
大切なことは「成果を考える前に」人に興味を持たなくてはいけない
店長の仕事は「お客様を感動させ、喜ばせること」売上げは後から付いてくる
よいサービスとは「お客様が喜んだり、驚いたり、感動したりすること」
お客様の喜ばない店に、繁盛はないのです