2020年10月 

『菅義偉政権の誕生に思う』
暑さ寒さも彼岸までと云われてきましたが、このところ一気に秋の気配になってきました。今年は自然も異常で、サンマをはじめ漁業は大変な不漁で、漁業保険の支払いも過去最高だと報道されています。日本の政治は、戦後最長の安倍政権が終わり、菅政権が誕生しました。菅政権の誕生のいきさつは、安倍政権が司法に追求されるのを恐れ、首相を菅氏に変えて司法の追求を押さえ、過去の違法事件に蓋をして生き残りを図ろうとしたものです。更に今回は、米国の対日利権の牙城と云われる、「戦略国際問題研究所」が乗り出したと云われ、菅内閣の政策は、規制改革の徹底が基本で、中小企業や地方銀行の再編が進められ、デジタル庁という新たな利権組織の創設など、外国勢力に貢ぐ政策が基本になっているとも云われています。
かつて、郵政の民営化に反対してきた元郵政公社の理事であった稲村公望氏は、「国際拝金主義者が総理になることは恐ろしい時代だ」と心配しています。また加藤・茂木・河野・小泉氏らが閣僚に登用され、更に竹中平蔵氏が総理の相談役で、彼は地銀の統合に関心を持っており、携帯料金の値下げを云って関心を集めていますが、過去にも政権に取り入り、利権をあさった前歴もあります。安倍政権の疑惑には蓋をして、IT部門の強化などで国民の目をそらそうとしていますが、長きに渡った安倍政権の元で、不正や違法行為が行われたことは周知の事実です。それらの疑問に蓋をすることが、新政権の任務なのでしょうか。
コロナの感染が終息せず、国民の生活も経済も大変な危機にさらされていますが、新政権が、過去の政権が進めてきた政策や、不正行為にもメスを入れてくれることを国民は望んでいます。新政権が、こうした国民の期待に応えないのであれば、短命に終わるでしょう。世界は、米・中の対立や、中国の香港や台湾問題等、場合によっては戦争の危機さえはらんでいます。自民党は憲法を変え、自衛隊を戦える軍隊に変えようとしています。今の政治家は、戦争を知らない世代の人達です。かつての総理大臣であった田中角栄氏は、新人議員を集めて「戦争を知っている世代が中枢にいる間は、平和について議論する必要も無い。だが戦争を知らない世代が政治の中枢になった時は危ないぞ。」と薫陶されたと云われています。
繁盛の秘訣とは 大久保一彦
繁盛店の経営者は「どうしたらお客様が喜び、そして驚くか」を発想の原点にしています。繁盛しない店には、喜びも驚きもありません。まず大切なことは、「成果を忘れること」です。成果を上げる前に、人に興味を持たなくてはならない。店長の仕事は「お客様を感動させること、喜ばせること」だ。売上げは、後から付いてくるものです。よいサービスとは「お客様が喜んだり、驚いたり、感動すること」だ。何よりも大切なことは、「成果を忘れること」を、あえて優先順位を「お客様を喜ばせる」に変えてみる。お客様の喜ばない店に成功は無いのです。お客様が二度驚く、それを感動と言うのです。従業員が「この店で働きたい」と思う店、お客様が「あの店に行きたい」と思ってくれる店を創ろう。

愛犬との生活社員 鈴木佳代
私の家族は、主人と愛犬の二人と一匹で毎日楽しく生活しています。元々犬が好きで、3年程前ペットショップに立ち寄った際、今の愛犬に出会い一人暮らしを機に犬を飼うことを決めました。初めは、お互いに慣れない環境で、しつけにも大変苦労しました。毎日一緒に生活していると、繰り返し使う単語や短い言葉は分かるようで、私の行動パターンも理解しているようです。感情表現も豊かで、嬉しいときは大きな耳をまるでダンボのように広げて、しっぽを回転させながら駆け寄ってきます。留守番が長くなってしまうと、寂しかったのか私の足元にずっとくっついてきたり、逆にいじけてそっぽを向かれたりする時もあります。このように、犬は私の想像よりも遥かに賢く感情豊かな動物です。そんな愛すべき動物たちに関する、動物愛護法の改正について、今年の7月、二階堂ふみさんなど著名人が、SNSで投稿した内容がニュースにもなり、目にされた方も多いと思います。実際にその検討会に向けた素案を拝見すると、犬と生活している私からすれば不十分だと感じる内容でした。ただ、今回の件については、期間中であればメールで簡単に環境省に対して、結果はとにかく「意思表示」をすることができるものでした。小さいけれど私にとっては大きな一歩です。法律や政治は難しいことばかりですが、環境が変わることで改めて、私自身にはもちろん、私たちの大切な家族にも大きく関わる身近なものだということに気づかされました。まず、知ること。そして行動すること。これからも肝に命じていきたいです。
ただ、今、私が最優先にやらなければならないことは、愛犬との毎日を大切にし、必ずやって来る最後のそのときまで最大限の愛情を注ぐことです。